夕方のリビング。仕事から帰ってきた町田は、振り返ったアリの顔をみて驚いた!アリの顔は自己流のメイクで凄いことに。
町田は「どーう?」と尋ねるアリをまじまじと見詰め、「うーん、これはまるでキュビズム?ピカソを越えたね!」と例えると、
アリの顔が悲しくなる。「・・・なんて言うか。おもしろきれい。キレイを越えた存在」町田が取り繕うとすると、ますます悲しい顔になるアリ。
そこに楠木が2階から降りてきて、アリの顔をみて町田を責める。
「町田さん、アリちゃんに何やってるんですか!あーあ可哀想に、これじゃあかわいい顔が台無しですよ」と、
アリのはみ出した口紅を拭おうとすると、「いやっ!」と楠木の手を払い、「ピカソっていや!」と自分の部屋へ閉じこもってしまった。
その夜。涼宮、北村も加えた4人は、飲みながら女の子の父親をする事の大変さを話し合う。
話は北村も交えて盛り上がり、終には初めて彼氏を家に連れてきた所にまで想像は膨らみ、
「かえれーーー!おまえのような奴に娘はやれんわーーー!」と絶叫し、4人は酔いつぶれた。
翌朝。アリが大きめの鞄を提げて部屋から出て来る。酔いつぶれている4人を尻目に、テーブルに手紙を置いて出て行く。
手紙には「パパたちへ」と書かれていた・・・。