「お嬢様が、家出?!」驚く森に、アリからの手紙を渡す4人。
「とおくに行きます。な、なんてことだ」アリの手紙にショックを受ける森。
4人は、捜したがアリの居場所がわからないこと、魔王のような男に誘拐されたかも知れない事を伝える。
町田が「万策尽き…途方に暮れていた次第で」と、うなだれると、森の体はぷるぷると震え出し、「万策尽きるんじゃねーーー!」と啖呵を切った!その変貌ぶりに驚く4人。
「まったくてめえらは父親失格だ!父親なら、娘の事は命がけで守るもんだろうが!」森の迫力に、「は、はい!」と固まる4人。
「待ってろ、アリーー!」森が執事の服を脱ぎ捨てると、ライダースファッションになり、驚く4人を放ったまま、「今いくぞー!アリー!」とかなりの気迫でマンションを出て行く。
「あれ…森さんですか?」呆然とする4人。轟くバイクの排気音。
ベランダから楠木と涼宮が下を覗くと、森がハーレーに乗って、凄いスピードで走り去っていった。
「何者なんだあのおっさん…」そこへ、玄関の呼び鈴が鳴った。
「アリちゃんか?!」一抹の希望を持って玄関へ走る4人。
ところが、「うわゎゎ~!」悲鳴と共に4人はリビングに駆け戻ってきた。
その後ろからぬっと現れたのは、誰あろう魔王だった…。